POSレジ導入のチェックポイント

「POSレジを導入するメリットは?」でも記載したとおり、POSデータを分析することで売上管理や在庫管理に役立てることが可能である。これ以外にも店舗レイアウト・棚割の最適化に活用することもあるし、仕入管理で使用することもある。

非常に便利な機能が満載されているようであるが、これは「理論的にはこういうことに役立てることが出来る」のであって、「実際に利用できるか」は別物である。

POSは何を分析できるのか?

「理論」と「実際」の違いは何処から来ているかというと、ズバリ「POSレジの機能の違い」である。

商品販売に掛かる情報(時間、商品名、個数、顧客名など)を全てPOSレジが記録していれば良いのだが、POSレジによっては全てを記録していないものもある(販売時点では記録するものの、バッチ処理で集約されるケースもある)。また、全ての情報を記録しているものの、分析するための機能(POSレジに実装されているソフトウェアの機能)が十分でないこともある。

POSレジという名前がついているからと言って何でも出来る訳ではない。また、高価だから、有名メーカだから何でも出来るわけでもない。POSレジを導入する場合は、「何に使用するか?」を考え、それにあわせたものを導入しなければならない。

また、POSレジに分析機能があるからといって、直ぐに役立てられないケースもある。これは意外な盲点であるが、POSレジの画面上に分析に類するボタンはあるものの、それを押した後の説明が全くないケースもある。ある有名メーカのPOSレジを導入したときも、「操作方法についての説明書は存在しない。必要なら電話で聞いて欲しい。」という対応で、実際にPOSレジを導入してから分析に使えるようになるまで数ヶ月を要したケースもある。

POSレジは誰が、何を分析するか

前述のチェックポイントから「必要とする分析機能が存在し、使用方法も理解できたPOSレジは導入できたと思うが、2つめのポイントは、「誰が、何を分析するのか」ということである。

例えば、棚割の見直しに使うのであれば、次の2つの能力が必要である。

  1. 「売れ筋商品が何か、関連購買されている商品は何か」を分析する分析機能
  2. 「ゴールデンゾーンとはどこか?」といった商品陳列の基礎知識

これらの2つを組み合わせて適切なレイアウトを組むことが出来るのであって、POSレジを導入すれば自動的に最適な棚割が表示されるのではない。

一部のメーカでは、「売れ筋商品を探すのならば、こういう方法がある」という説明書を添付しているケースもあるが、あくまでも例である。それぞれのお店によって顧客層や販売特性も異なっている。それぞれのお店の特性や目的に合わせた分析を行うためには、POSレジに実装された分析機能に加えて、そのデータを分析する知識が必要である。

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