要求分析とヒアリング

情報システムを構築する際、まずはじめにするのは利用者の要求を分析することである。
これは要求分析といったり、要件定義といったりしている工程である。

ここで使う技法として「ヒアリング」があるが、えてして「顧客からのヒアリング」「要求の文書化」「顧客を交えた要求の確認」で終わることが多い。
お客様の要求を聞きだし、文書化するのは単なるヒアリングでしかない。

「分析とヒアリングは違う」と言っても理解できる技術者は少ない。

トラブルの根本原因を追究していますか

システムがいうことを聞かなくなった時、または、処理がおかしい時に、「もう一度やってみて」なんて言われたことはありませんか。

で、もう一度やってみて上手くいったら、「タイミングの問題ですね」「こういう時はもう一度やるようにしてください」なんて回答も...

今や「レガシーシステム」なんて呼ばれているメインフレームやオフコンの頃、やり直してみて結果が変わったら、それこそ「何で結果が違うのか報告書を提出しろ」なんて問題になったものですが...

と、いっても今時のオープンシステムはハード部品の製造元も良くわからず、ソフトウェアもマイクロソフトをはじめ、色々なベンダーが絡んだりで、昔のように「原因究明しろ」といわれても難しいというのが本当のところです。

「もう一度やってみて」「タイミングの問題ですね」という技術者(SE、システム部員など)を擁護せざるを得ないこともありますが、ちょっと甘えすぎていませんか。

確かに、そういう避けられない問題もありますが、本当は追及すべき問題も「もう一度やってみて」「タイミングの問題ですね」という姿勢にかき消されていることも多々あるように思えます。

技術者は「多分~です。」と言った時点で「自分のプライドに傷が付いた」というくらいの気概を持って欲しいも
のです。

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