とんでもないIT専門家

火曜日, 8月 11th, 2009 Posted in 情報戦略, 雑談 | No Comments »

ある公的機関へ伺った際のこと。 私が通された部屋の隣に経営相談したいという方が現れ、話を聞くと「安くホームページを立ち上げたい」ということである。 対応している方は純粋な職員さんではなく、「あらあら、私のお客さんが来たみたい」と、いそいそと相談を始めた。 「自分はホームページ作成を仕事にしているが、ホームページを作るなら30万から。」、「ドメインが云々、取材費が云々で、仙台の業者だろうが、東京の業者だろうが、これだけのコストは誰がやってもかかる。」などと話している。 まあ要約すると、「誰に頼もうがこれ以上安くならないから、自分に発注すべき」と言っている。 相談者の意図としては、「無料のブログでもよい」、「アフィリエイトを活用できないか」ということを聞きたいらしい。 が、その相談員は、「素人でもブログ作れるが、来客者を増やすためにはSEO対策が必要で、これはプロにしか出来ない。」とか、「楽天市場は失敗する」とか、半分脅しモードに入っている。(恥ずかしいことにアフィリエイトということを知らず、アフィリエイトと楽天市場を混同している様子・・・) 結局、相談に来た方はホームページ作成を依頼することも無く帰っていったが、相談を受けた行政機関は「先生がいたおかげで、助かりました」だと。 立場上、口出しできなかったが、こういう人がこの地域のIT専門家らしい。 Read more..

「ホームページを欲しい」と言ってはいけない

木曜日, 4月 30th, 2009 Posted in 情報システム構築, 情報戦略, 経営戦略 | No Comments »

これまでホームページの作成は行っているものの、頼まれるまでは「作ります」とは言ってこなかった。が、最近は「作れるのであれば、教えて欲しかった」という要望も増えたことからホームページ上でも「作成します」ということを明示している。 なぜ、これまで黙っていたかというと「ホームページを作ってください」という依頼をすんなり受け入れられないケースがあるからである。 この「すんなり受け入れられないケース」としては、次のようなものがある。 依頼しているようなホームページでは事業上の効果が見込めない ホームページ作成以前に取り組むことがある ホームページの条件 「今どき、ホームページは必需品」という説も否定できないのだが、やはり投資するのであれば費用対効果が得られるものでなければならないと思う。 この費用対効果として私が気にしているのは「粗利ベースで見たときに、ホームページに関する費用をまかなえていること」である。 例えば、粗利率20%のお店が毎月1万円のホームページ維持費を支払う場合、「毎月5万円の売上、または費用削減」という条件をクリアすることを最低目標としている。 しかし、単にホームページを作るだけでは、この費用対効果の条件をクリアできないケースが多いのである。 失敗しないホームページ作成 経営に役立つホームページを作るためには、そのお店の経営方針、商品構成の分析から始めなければならない。なぜなら、ホームページが単独で存在するのではなく、実在する業務と併せて、「どうすれば効果が出るのか」を論じなければ経営に役立つホームページにはならないからである。 この分析結果から業務のあるべき姿を再構築する。ここではホームページのあり方を議論するだけでなく、現行業務の見直し・再構築も必要である。 また、サイトの構築に当たってはインターネット技術動向に加えて、実際に当該企業がホームページ運用に耐えられるかどうかという点で情報リテラシの高低も見極めなければならない。最新技術で華やかなホームページを作ったは良いが、使い続けられないでは意味がないので。 ホームページを欲しいと言ってはいけない このような検討を経た上で、初めて「利益の出るホームページ」を作ることが可能になる。 検討もないまま、「最近はどこでもホームページを出しているから、うちでも作ろうか」では、費用対効果を達成するのは厳しい。 「ホームページ作成業者が悪いから・・」という話も聞くが、依頼する以前に十分な検討を行わないのが成果の出ない根本問題であり、業者側に責任転嫁すべきではない。 「ホームページが欲しい」と言われれば、作成する側としてはそれに従うのは当然なので。(が、一部の業者さんでは本当に問題があるケースもあるのですが) ホームページは絶対必要なものではないが、経営の役に立たせる可能性を秘めています。 「IT(ホームページ)は良くわからん」という前に、実店舗で新事業に取り組むのと同様に、しっかりとした議論を行って欲しいものです。 Read more..

ネット販売をしなくてもインターネットは活用できる

水曜日, 4月 1st, 2009 Posted in 企業経営, 売上拡大, 情報システム構築, 情報戦略, 経営戦略 | No Comments »

経営相談を行っていると、「うちは通信販売で売れるような商品が無いので、インターネットは活用できない」という話を良く聞きます。 また、これと似たお話で「インターネットを活用したいから、ネットショップを作って欲しい」という相談を受けることもあります。 両者のお話で共通するのは、「インターネット活用=通信販売」であると、誤解しているという点です。 確かにネット販売を行えば、新しい販売チャネルを開拓することが可能です。ネット販売により新たな顧客層を獲得し、売上を増加させるというのは良く聞く話です。しかし、売上を上げるのはネット販売ばかりではありません。 インターネット上で知名度を上げて、実店舗に誘導するというのも新たな顧客層を開拓する方法の一つです。 具体的な方法としては、ホームページを開設したり、ブログによって細かな情報発信を行うという手法は一般的になっています。 最近ではコミュニティサイト的な要素を取り入れて、より濃厚な情報交換を行う例も出ています。また、mixiや地域SNSとの連携などを通して、実店舗の知名度アップを果たすケースも増えています。 ネット販売が全てではなく、「何を、どのように売るのか」によってが様々な方法が出てきています。 Read more..