酒販店の経営活性化研修(新庄)

12月7日、仙台国税局の主催で、山形県の新庄小売酒販組合様の活性化研修を行ってきました。

これまで酒販組合の活性化や、酒販店の経営改善の研修は行ってきましたが、IT活用は初めての演題です。

IT活用と言ってもホームページの活用に的を絞ったもので、ネット販売の成功例やネットで情報発信する手法などのお話をしてきました。

これを機に、新庄発の情報発信が始まればよいのですが。

『酒販店のIT活性化研修』

日時:2010年12月7日 13:30~

場所:山形県酒類卸株式会社 新庄支店

とんでもないIT専門家

ある公的機関へ伺った際のこと。

私が通された部屋の隣に経営相談したいという方が現れ、話を聞くと「安くホームページを立ち上げたい」ということである。

対応している方は純粋な職員さんではなく、「あらあら、私のお客さんが来たみたい」と、いそいそと相談を始めた。

「自分はホームページ作成を仕事にしているが、ホームページを作るなら30万から。」、「ドメインが云々、取材費が云々で、仙台の業者だろうが、東京の業者だろうが、これだけのコストは誰がやってもかかる。」などと話している。

まあ要約すると、「誰に頼もうがこれ以上安くならないから、自分に発注すべき」と言っている。

相談者の意図としては、「無料のブログでもよい」、「アフィリエイトを活用できないか」ということを聞きたいらしい。

が、その相談員は、「素人でもブログ作れるが、来客者を増やすためにはSEO対策が必要で、これはプロにしか出来ない。」とか、「楽天市場は失敗する」とか、半分脅しモードに入っている。(恥ずかしいことにアフィリエイトということを知らず、アフィリエイトと楽天市場を混同している様子・・・)

結局、相談に来た方はホームページ作成を依頼することも無く帰っていったが、相談を受けた行政機関は「先生がいたおかげで、助かりました」だと。

立場上、口出しできなかったが、こういう人がこの地域のIT専門家らしい。

ネット販売をしなくてもインターネットは活用できる

経営相談を行っていると、「うちは通信販売で売れるような商品が無いので、インターネットは活用できない」という話を良く聞きます。

また、これと似たお話で「インターネットを活用したいから、ネットショップを作って欲しい」という相談を受けることもあります。

両者のお話で共通するのは、「インターネット活用=通信販売」であると、誤解しているという点です。

確かにネット販売を行えば、新しい販売チャネルを開拓することが可能です。ネット販売により新たな顧客層を獲得し、売上を増加させるというのは良く聞く話です。しかし、売上を上げるのはネット販売ばかりではありません。

インターネット上で知名度を上げて、実店舗に誘導するというのも新たな顧客層を開拓する方法の一つです。

具体的な方法としては、ホームページを開設したり、ブログによって細かな情報発信を行うという手法は一般的になっています。

最近ではコミュニティサイト的な要素を取り入れて、より濃厚な情報交換を行う例も出ています。また、mixiや地域SNSとの連携などを通して、実店舗の知名度アップを果たすケースも増えています。

ネット販売が全てではなく、「何を、どのように売るのか」によってが様々な方法が出てきています。