中小企業等経営強化法案が成立

本日、「中小企業の新たな事業活動の促進に関する法律の一部を改正する法律案」が全会一致で成立しました。

生産性向上で固定資産税減税 中小企業等経営強化法が成立  :日本経済新聞

この法案ですが、ITを活用した経営力強化ということも含めれているために着目していたものです。

実は昨日の「攻めのIT経営とは?」という記事もこの法案に絡んで調査していたのです。

ソフトウェア業界とも連携してIT活用が進むような仕掛けづくりにも取り組んでいましたが、法案成立を機に、そちらの動きも加速したいところです。

小冊子「中小企業の効果的なIT利活用」が完成しました

中小企業の効果的なIT利活用

平成27年3月、みやぎ産業振興機構さんから「中小企業の効果的なIT利活用~目的別IT活用方法と事例~」が発行されました。この冊子は平成24年に発行された「中小企業のIT導入~検討ポイントと導入事例~」の続編にあたるもので、前回はIT導入に関する基本的な知識の解説を中心にしていましたが、今回は実際にITを導入する際の効果や導入時の注意事項について解説しています。

前回と同様に今回も執筆を担当させていただきましたが、IT導入を目指す中小企業さんにとっても参考になる内容になっております。

また、前半は私が執筆していますが、後半は(公財)全国中小企業取引振興協会による「平成25年度中小企業の情報利活用に係る実態調査」の調査結果の抜粋版も掲載されています。こちらのアンケート結果に関しても興味深い内容が含まれていますので、是非ご覧ください。

経営とIT~IT導入は先に決めるか、後に決めるか

ビジネスモデルの検討時に発生しやすい問題

「ITは経営に不可欠」と言われ、新しいビジネスを構築する場合や、既存のビジネスモデルを刷新する場合にITは重要な役割を果たします。

しかし、ITはビジネスを支える道具に過ぎません。

「どのようにITを活用するかはビジネスモデルに依存する」という考え方に従って、『ビジネスモデルを決定し、その後にITの活用方法を検討する』と主張される方もいます。

しかし、ITを活用したから実現できることもあるので、このように検討を進めた場合は作業効率化程度にしかITを活用できなかったり、ITを活用すればもっと簡単に効率的なビジネスが構築できたのにと悔やまれることが多いようです。

では、前述のパターンとは逆に、『IT活用と一緒にビジネスモデルも検討する』と、どうでしょう。

この場合はIT活用を前提に検討を進めるため、「ITを活用しきれない」という問題が出ることは少ないようですが、新しいビジネスモデルを動かすという目的を見失って、システムを稼働させることが主目的になってしまうことがあるようです。

こちらの場合は前記のパターン以上に問題が深刻で、新しいシステムは動き出したが経営に役立っているとは感じられないことや、システム導入以前の方が良かったという声が聴かれることもあります。

前者はITに詳しくない方がビジネスモデルを検討する時、後者はITベンダーの提案に従ってビジネスモデルやシステムの構築を行う時に陥りやすい問題です。

IT活用はどの段階で検討するか

ビジネスモデルの構築とIT活用は密接な関係にあり、やはり、ビジネスモデルを検討する初期段階からIT活用を視野に入れることが欠かせません。

ただし、この段階で留意すべき事項としては、事業上の目的を見失わないことや、戦略レベルでIT活用を検討することが挙げられます。IT活用となるとつい枝葉の話に行きそうになりますが、あくまでも戦略レベルで検討を進めることが重要です。

また、この段階で見落としがちな事項として、現場の運用があります。

運用というとシステムをどのように使うかという枝葉の話のように思われる方もいますが、どのように運用するかは経営資源の活用にも関連する重要な事項になります。

 

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