ある公的機関へ伺った際のこと。
私が通された部屋の隣に経営相談したいという方が現れ、話を聞くと「安くホームページを立ち上げたい」ということである。
対応している方は純粋な職員さんではなく、「あらあら、私のお客さんが来たみたい」と、いそいそと相談を始めた。
「自分はホームページ作成を仕事にしているが、ホームページを作るなら30万から。」、「ドメインが云々、取材費が云々で、仙台の業者だろうが、東京の業者だろうが、これだけのコストは誰がやってもかかる。」などと話している。
まあ要約すると、「誰に頼もうがこれ以上安くならないから、自分に発注すべき」と言っている。
相談者の意図としては、「無料のブログでもよい」、「アフィリエイトを活用できないか」ということを聞きたいらしい。
が、その相談員は、「素人でもブログ作れるが、来客者を増やすためにはSEO対策が必要で、これはプロにしか出来ない。」とか、「楽天市場は失敗する」とか、半分脅しモードに入っている。(恥ずかしいことにアフィリエイトということを知らず、アフィリエイトと楽天市場を混同している様子・・・)
結局、相談に来た方はホームページ作成を依頼することも無く帰っていったが、相談を受けた行政機関は「先生がいたおかげで、助かりました」だと。
立場上、口出しできなかったが、こういう人がこの地域のIT専門家らしい。
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