汎用機がなくなるのは2009年! ~東京証券取引所の次期システム発表より

「なくなる、なくなる」と言われながらもレガシーシステムと呼ばれながら使い続けられている汎用機。ついに、汎用機がなくなる日が見えてきた。
無くなるのは、ズバリ2009年!

なぜ、2009年かというと、この年が東証(東京証券取引所)の次期システムがオープンシステムで稼動するからである。
東証、次期の取引システムの開発を富士通に委託
再送:東証、次期取引システムの開発ベンダーに富士通を選定

汎用機が使われ続けた要因としてはユーザ資源(プログラムなど)が流用できることもあるが、もっとも大事なのは信頼性である。オープンシステムでも信頼性は向上しているが、汎用機のように大量データを処理し、かつ、大量データ処理中であってもホットスタンバイを行うといった信頼性には達していない。だから、金融システムを中心に、未だに汎用機が使われ続けているのである。
しかし、東証がオープンシステムになるのであれば話は別。東証が求める信頼性を達成できるのであれば、当然、大手金融機関の勘定系でもオープンシステムが使えるのである。

まあ、2009年といっても、その前に汎用機で稼動する企業はあると思うので、2009年から汎用機による新規開発はほぼ0になり、2008年に稼動したシステムが使用期限を迎える2014年あたりが汎用機の終わりだろうか。

さてさて、汎用機の終焉と共に気になるのが、東証はどんなOSで稼動するかという点である。Linuxベースらしいが、Linuxで不足する点をどう補ってくるのか?こちらの展開も目が話せない。

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