2/19の日経産業新聞に「aibo広がる経済圏」という記事があった。aiboを通じたデータ収集により新たなサービス開発の可能性もあるという記事であったが、気になったのは「飼い主の感覚と異なる新サービス提供は拒否反応につながる可能性がある」という表現だ。
aiboの飼い主は単なるロボットとは捉えていないので、家族であるaiboが変なサービスを提供し始めることには強い拒否感を示す可能性があるという考察だが、なるほどその通りかもしれない。
ということはロボットが家庭に入り込むときに「極めて家族に近い存在になるように開発すれば、汎用的なロボットやIot機器では収集できないデータを取得できる可能性が出てくる」ということか。
「ロボットは擬人化させすぎず、程よくロボット感を残したほうがサポートマシンとして受け入れやすい」という話はよく聞いていたが、家族同然になるような擬人化を進めて新たなサービスの可能性を探るというアプローチも考えられるのか。