ITは目標を見失いやすい

BSC(バランススコアカード)を用いて企業戦略から戦略マップの作成、アクションプランの立案を行う研修を行っている。
CSF(主要成功要因)やKGI(重要目標達成指標)、KPI(重要業績評価指標)への落とし込みはうまくいくものの、最後のアクションプランのあたりになると、どうも戦略がバラバラになる傾向がある。

あくまでも実際の事例に沿って、そのようにしてITを利活用すれば良いか検討すればよいのだが、それがうまくゆかない。
例えば、情報共有でうまくゆかないためにグループウェア(メール、掲示板など)を導入するとしたはずが、グループウェアを導入するのだからワークフローも活用してとか、スケジュール管理で出退勤管理も行うとか...
どうも知っている人ほど、道具(グループウェア)の持つ機能にひきづられて、余計なアクションプランにしてしまい、現在発生している課題解決には関係ない戦略にしたり...

しかし、振り返ってみると、これは現実にも良くあることである。研修に限らず、注意しなければ。

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